総量規制の無い銀行のカードローンでも無職では申込不可!
カードローンの申込み条件はいろいろですが、どのカードローン会社にも共通している条件は、安定した収入のある人、ということですよね。当然ですが、仕事を持たない人、無職の人はカードローンに申込めません。
どうせすぐに勤務先を見つけるのだから、と無職のままで融資を受けたいなどと考えても、それは無理なのです。無職でも融資するという、甘い言葉で勧誘する業者があるなら、それはヤミ金融の可能性が大きいのです。
確認しよう!カードローンの申込条件
カードローンに申込を検討している人が、一番最初に確認すべきことに申込条件があります。
無担保でお金を借入するのですから、貸す側としては条件を付けて、その条件に合った人からの申込を受けたいというのは当然のことですよね。
カードローンには大手消費者金融、中小規模の消費者金融、銀行のカードローンがありますが、平均的な消費者金融のカードローンと、銀行のカードローンでそれぞれの申込条件、そして貸付条件を確認していきましょう。
消費者金融 | 銀行カードローン | |
---|---|---|
申込条件 | 安定した収入のある人 保証会社の保証を受けられる人 専業主婦不可 |
安定した収入のある人 保証会社の保証を受けられる人 配偶者に収入あれば専業主婦可 |
限度額 | 総量規制あり(年収の3分の1以内) 上限500万円くらいまで |
総量規制対象外 上限800万円くらいまで |
実質年率 | 上限18% (10万円未満は20%) |
上限14%前後 (限度額により変動) |
担保保証人 | 不要 | 不要 |
平均的なカードローン会社の申込条件、貸付条件は上記となります。
消費者金融も銀行のカードローンも必須条件は安定した収入のある人、保証会社の保証を受けられる人です。この条件に、各カードローン会社の年齢条件などが加わります。
担保も保証人も不要で、お金を貸付てくれるのです。厳重な審査はもちろん、無理なく返済できるだけの収入はとうぜん必要となりますよね。勤務先を退社したばかりで、まだ次の仕事を決めていないけれど、すぐに勤めるつもりだから、カードローンでお金を借りたい。
そんな希望に応えてくれるカードローン会社は、まず無いといってよいでしょう。次の項目では収入のない無職の人への貸付を行わない理由や、消費者金融の総量規制について少し詳しくお話ししていきましょう。
収入の無い人に融資してくれる会社は無い!
勤務先を退社し、今は無職という場合には、安定収入のある人とはいえません。もちろん、アルバイトやパートで毎月決まった額の収入が得られるのなら、それは無職ではなく、勤務形態がアルバイトであっても、安定した収入は得られているという点で、申込条件には適っているという事になるのです。
無職でも公的年金を受け取っている。傷病手当が入る。これは確かに収入があるといえなくもないのですが、まずカードローンでは申込条件には当てはまらないと考えて下さい。安定した給与収入の無い人にお金を貸してくれるカードローン会社は無いのです。
働けず生活に困った時には国の公的支援を受けるべき
何等かの事情で働くことが出来ない場合には、カードローンに申込むのではなく、国が行っている公的支援を受けられる場合があります。問合せされることをお奨めします。カードローンに申込めるのは、勤務していること、毎月ほぼ決まった収入があることが必須条件となることを知って下さいね。
消費者金融は総量規制の為に、年収の3分の1を超える融資は行えません。まして無職の人からの申込は受けられません。
銀行のカードローンは総量規制対象外ですが、配偶者に収入のある専業主婦以外に、無職の人から申込を受け付けることはありません。
銀行のカードローンと専業主婦
銀行のカードローンではすべての銀行ではないのですが、配偶者に収入がある場合に限って、無職の専業主婦の申込を受け付けている所があります。専業主婦で、カードローンに申込を考えている人は、ホームページで確認して、銀行のカードローンへ申込ましょう。
前の項目でもお話ししましたが、消費者金融には貸金業法の総量規制がある為、収入のない専業主婦は申込できません。
専業主婦も申込可能と記載のある銀行のカードローンで、限度額に制限はありますが、申込可能なので、同じ無職でも専業主婦の方は検討して下さいね。
無職でもカードローンに申込めるのは専業主婦のみ
銀行のカードローンの中には無職の専業主婦の申込が可能なものがありますが、その場合には限度額が20万円から30万円位までに制限されることが多いようです。専業主婦であっても、月によってはお金が足りなくなったり、たまには息抜きに美味しいランチを食べに行きたい、などという時がありますよね。
そんな時に少しだけ借入するのには、制限された金額くらいでちょうど良いのではないでしょうか。
無理なくきちんと返済できる額の借入をすることが、配偶者の信用状況も良好に保てる事につながるのです。
無職でカードローンに申込めるのは、専業主婦のみで、しかも銀行のカードローンで、専業主婦でも申込みが可能と明記された場合のみとなりますから、ホームページでしっかりと確認した上で申し込んで下さいね。
無職でも貸します…はヤミ金融を疑おう
携帯メールで「無職でも貸します」「誰にでも融資可能」「審査無し」などとうたって勧誘する業者があります。お話ししてきたように、審査無しで誰にでも貸してくれる正規のカードローン会社は無いのです。「無職OK」という業者は正規の業者ではなく、ヤミ金融の可能性もあるので、充分な注意が必要です。
総量規制や銀行の厳重審査の為、審査に不安を持つ人が多くなっています。そういった顧客に甘い言葉でつけ入って来るのがヤミ金融なのです。
甘い誘い文句に惑わされることのないようにして下さいね。
ヤミ金融はここで見抜ける
審査は、申込者に返済能力があるかどうかを確認するために、不可欠なものなのです。審査無しで無職の人にでも貸す、まずこういった事はあり得ないと考えて下さい。その上でヤミ金融かどうか見抜くには、どこを確認すればよいかを挙げてみましょう。
- 所在地や電話番号がはっきりと明記されているか
- 返済方法や実質年率などの貸付条件が明記されているか
- 登録番号が明記されているか
- 金融庁のホームページで登録番号の確認ができるか
上記のように、ヤミ金融かどうかはすぐに見分けられるはずなのですが、携帯電話へのメールで巧みに勧誘して来られ、無職でも貸してくれるのならとつい借入してしまった、などという事のないように注意して下さい。
アルバイトやパートでもカードローンに申込める
無職の人が申込めるカードローンは無いとお話ししてきました。返済のあてが無い人へ融資をしてくれるカードローン会社は無いということです。もちろん会社は辞めたけれど、アルバイトやパートで、毎月金額は少ないけれど収入を得ているという場合はカードローンに申込は可能ですよ。
ただし、継続して安定した収入が得られることが条件なので、せめて6ヵ月以上同じ勤務先でのアルバイト、パートに従事している必要があります。当然ですが審査は厳重に行われます。
借入限度額も制限され、審査の結果融資不可となることもあるということは理解した上で、申込むようにして下さい。