個人事業主がカードローン審査に受かるためのコツ教えます!
カードローンの申込条件には、安定した収入がある人という文言が必ずあります。安定した収入というのは、毎月ほぼ同じ収入が間違いなくあるということですよね。安定した収入という点では、個人事業主はやはり収入額が上下してしまうとみなされがちです。
その為に個人事業主は、カードローンの審査に受かりにくいといわれてきました。こちらでは個人事業主がカードローンの審査に受かるためのコツなどを、わかりやすくお話ししています。参考にして下さいね。
カードローンの審査にみる個人事業主の評価
カードローンの審査は、申込者に返済能力があることを確かめる為に行われます。まず審査はどのような方法で進められるのか、確認していきましょう。
- 申込条件に当てはまっているか
- 属性の総合ポイントの点数
- 各個人信用情報機関への照会
- 在籍確認
申込を受け、カードローン会社では、申込者が申込条件にあてはまるかを確認します。20歳未満ではないか、収入はあるか、などを確認し、当てはまらない場合は当然、審査以前に申込不可となりますよね。
申込条件をクリアしたら、属性審査、信用情報の審査、在籍確認などにより、申込者への審査が行われるのです。
それぞれの審査方法について詳しくお話ししていきますね。
属性審査はそれぞれの項目で得点評価
属性とは、現在の申込者に関する事柄で、申込者の年齢や家族構成、勤務先、年収などをいいます。
カードローン会社により多少の違いはありますが、細かな項目に分かれていて、それぞれに得点評価されることが多いようです。
高ポイント | 低ポイント | |
---|---|---|
年齢 | 30代・40代 | 20代前半・60代 |
勤務先・勤務形態 | 大手企業・公務員 正規社員 |
中小企業経営者・自営業者 個人事業主・派遣社員 |
年収 | 高年収かつ安定の月給 | 月々の収入が不安定 |
勤続年数 | 3年以上長いほど有利 | 半年未満 |
属性での審査は、一例ではありますが、上記のように項目別に得点評価されることが多く、項目もかなり細かく分かれている場合が多いようです。総合ポイントが高いほど審査に受かる確率が高くなります。
ここで、中小企業の経営者や、自営業、個人事業主のポイントが低いことがわかります。
年収は多くても、毎月の収入にばらつきがあることも、低ポイントとされる原因のひとつです。
個人事業主であっても、月々の収入がほぼ一定している場合は状況が違ってきます。
また個人事業主の場合、借入金を事業資金に利用する可能性があることも、カードローン審査に通りにくい原因となってしまいます。事業資金に利用するのではない事をはっきりと伝える必要もありますよ。
信用情報の審査は個人信用情報機関への照会による
個人事業主であっても、信用情報の審査は当然あります。信用情報は過去の履歴から、申込者の信用状況を確認するもので、各個人信用情報機関への照会により判断されます。個人信用情報機関で、金融事故履歴がある場合は当然ですが審査には通りません。
個人事業主がカードローン審査に受かるために必要なこと
個人事業主や自営業店主がカードローンに申込んだ場合、属性のポイントは確かに低くなってしまうことは否めません。でも必ずしもカードローンの審査に落ちてしまうと、がっかりする必要はありませんよ。個人事業主が審査に通るためには、どのような事に気を付けるべきなのかお話ししましょう。
- 月々の収入がはっきりわかるものを用意
- 日頃の信用実績をしっかりと積む
- 事業資金ではないことを明確にする
- 必要以上の金額を借入しない
通常のカードローンを利用する場合、借入金額の使用目的は事業資金は不可となっています。事業資金ではないことを明確にして、借入金額も必要な金額のみとして下さい。
年収のみでなく、月々の収入のわかるものを用意しておくと、安定した収入をアピールできます。クレジットカードを利用している場合、支払期日をしっかりと守ることで、信用実績を積むことが可能です。
借入目的が事業資金という場合には、カードローンの利用でなく、ビジネスローンなど、事業主の為のローンを利用されると、消費者金融の場合でも、総量規制を気にすることなく借入することができますよ。次の項目で、どのようなものがあるのか、確認していきますね。
個人事業主に特化したカードローン
法人の場合は公的な事業者融資も受けやすいのですが、個人事業主は、消費者金融のビジネスローンが融資を受けやすいようです。銀行にもビジネスローンはありますが、個人事業主の申込は不可となっている場合も多いのが実情です。個人事業主に申込めるビジネスローンにはどのようなものがあるのでしょうか。
- 個人事業主の為のビジネスローン
- 大手消費者金融のビジネスローン
- 中小規模のビジネスローン
ビジネスローンには法人、個人事業主のどちらも申込可能なもの、個人事業主のみ申込可能なものなど、いくつかの種類があります。銀行のビジネスローンには法人向けが多いのですが、中には個人事業主の申込を受け付けている場合もあるので、ホームページで確認してください。
大手消費者金融には、個人事業主を対象としたビジネスローンがあり、個人事業主への貸付は総量規制対象外となるのも、事業資金調達の為には嬉しいですよね。
大手消費者金融だけでなく、中小規模の消費者金融でも個人事業主への融資を行っているところがあるので、確認することをお奨めします。
消費者金融のビジネスローンの使用用途は、事業資金のみでなく、プライベートな使用にも対応しており、比較的自由に利用できるのもメリットのひとつです。各消費者金融の個人事業主向けのローンを確認して、上手に利用して下さいね。
消費者金融のビジネスローンのメリット
- 保証人なしで申込可能
- 使用用途が比較的自由
- 総量規制例外
- 即日融資にも対応可能
個人事業主が通常のカードローンに申込む場合には、使用用途が生活資金の為のみに限られます。ビジネスローンは事業資金の為の融資なので当然事業資金としての使用が可能となります。その上、生活資金として使用することも可能なので広い範囲での使用が可能となりますよね。
消費者金融の場合には、ビジネスローンも即日融資に対応してもらえることが多いです。
もちろんスムーズに審査が進むことを前提としていますが、早めの融資を希望する個人事業主にとっては即日に融資可能というのは大きなメリットとなるでしょう。
カードローン審査で個人事業主が気を付ける点
カードローンのビジネスローンについて、お話ししましたが、ビジネスローンももちろん厳重な審査によって融資が決定することに違いはありません。個人事業主の場合、企業の正規社員などと比べると、属性で不利になりがちです。続いて、審査を通過するためにはどのようなことが必要なのかを、お話ししましょう。
- 起業から1年以上が必要
- 必要書類はあらかじめ用意
- 属性を少しでも高評価に
- 信用実績をしっかりと積む努力をする
- 必要な金額だけを借入する
青色申告決済書や収支内訳書が必要となるため、事業歴は1年以上が必要となります。実績を積み申込む方が当然ですが、審査に受かる可能性は高くなります。必要書類をしっかりと確認し、あらかじめ用意してから申込むようにしてください。経営計画書などが必要な場合もあるので注意してくださいね。
属性の勤務形態では、個人事業主は低い評価となってしまいます。その他の項目で少しでも評価を上げるようにしましょう。例えば20代前半の人は25歳を過ぎてから申込む、家族構成も一人よりも家族と同居するなどは、カードローンと同様ですね。信用実績を積む努力も同じです。