消費者金融と銀行のカードローンでは必要な書類のここが違う!
カードローンでは申込時に、申告事項を記入し、審査を受けるのですが、同時に提出しなくてはいけない必要書類があります。必要な書類は、消費者金融と銀行のカードローンで少し違ってきます。
こちらでは、カードローン申込で必要となる書類について、詳しくお話ししています。提出書類をあらかじめ用意しておくと、審査もスムーズに進みます。カードローンの申込を検討している方必見ですよ。
カードローンへの申込と審査のこと
急にお金が必要になった、短期間の間だけお金が必要、そんな時に便利に利用できるのがカードローンです。
カードローンは無担保でお金を貸してくれるのですから、当然返済可能かどうかの審査を行った上での貸付となります。
カードローンについて、どのような貸付条件や申込条件があるのか、そしてどのような手順で借入ができるのかを、確認していきましょう。銀行のカードローンと消費者金融のカードローンでは条件が少し違ってきます。比べてみますね。
カードローン申込条件と貸付条件
銀行のカードローン | 消費者金融のカードローン | |
---|---|---|
申込条件 | 20歳以上の安定した収入のある人 専業主婦申込可能 |
20歳以上の安定した収入のある人 専業主婦申込不可 |
実質年率 | 上限14%前後 | 上限18% 10万円未満の貸付20% |
貸付限度額 | 総量規制無し 800万円くらいが多い |
総量規制有り 300万円くらいが多い 年収の3分の1以内 |
融資までの期間 | 1週間から2週間 即日融資不可 |
即日融資即日審査可能 |
必要書類 | 本人確認書類 運転免許証 健康保険証など 審査状況により収入証明書 |
本人確認書類 運転免許証 健康保険証など 50万円以上は収入証明書 |
申込条件、貸付条件はおおむねの平均とはなりますが、銀行のカードローン、消費者金融のカードローンで、上記表のようになります。カードローン会社や銀行によっては申込条件が増えたり、貸付上限額が違ってきます。各ホームページで確認してくださいね。
カードローン審査と借入までの流れ
カードローンに申込むと、必ず審査が行われます。申込者に返済能力があるかどうかを確認する為です。お金を貸す相手が、信頼できる人かどうかを確認することは当たり前のことですよね。
審査では無理なく返済可能な貸付限度額も決められます。
審査は、属性と個人信用情報により行われます。それぞれの審査について、どのような点に重点を置くのか、どのような方法で審査するのかを詳しくお話ししましょう。
属性審査は点数評価 信用情報は信用実績の有無を確認
属性審査は、申込者の現在の状況により行われますが、個々の項目は点数で評価されます。
そして総合得点が、審査の可否に大きくかかわってくるという訳です。いくつかの項目での得点評価を見てみましょう。
高得点 | 低得点 | |
---|---|---|
年齢 | 30代40代 | 20代前半 60代 |
家族構成 | 既婚 家族同居 | 未婚 独り暮らし |
勤務形態 | 正規社員 | 自営業 派遣社員 |
年収 | 多い程高得点 月々安定した収入 |
多い月と少ない月がある 毎月の収入が不安定 |
信用情報での審査は、各個人信用情報の照会によって行われます。申込者の信用情報履歴により、返済能力の有無を確認します。お金を貸付できるだけの信頼がおける人物かどうかを審査するということですね。個人信用情報機関では、過去から現在までの信用情報履歴を管理されています。
そしてそれは各カードローン会社、保証会社で照会可能となっています。申込者の信用情報の履歴に、マイナスな情報、例えば過去の金融事故の履歴などがあれば、審査は即否決となります。どんなに属性での総合評価が高くても審査に通ることは無いのです。
おおまかな融資までの流れは、上記のようになります。多くは審査結果を受けて本契約時に、本人確認書類など、必要書類を提出することになります。この書類に不備などがあると、それだけ融資も遅くなってしまう可能性があります。次は必要書類について少し詳しくお話ししていきましょう。
カードローン申込時に必要な書類のこと
カードローンの申込には必要となる書類があります。それは銀行のカードローンも消費者金融のカードローンも大きな違いはありません。まず必ず必要なものは本人確認の証拠となる書類です。本人確認書類にはどのようなものがあるのか確認しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- 公的証明書
上記のコピーなどになります。カードローン会社によっては、顔写真のあるものと限定されている場合もあります。また運転免許証に記載の住所と現住所が違う場合には、併せて指定された書類が必要となるので注意しましょう。
- 現住所の記載のある健康保険証など
- 公共料金の領収書
- 住民票・納税証明書など
現住所に変更がない場合には、運転免許証が本人確認書類としてはより有効となります。運転免許証が無い場合には、パスポート、個人番号カードなども本人確認書類として利用できますが、カードローン会社によって提出方法が多少変わる場合もあるので、確認が必要です。
顔写真の無い健康保険証の場合は、他に住民票や母子健康手帳などを併せて提出、また在日外国人の場合には特別永住者証明書などが必要となるので、注意してくださいね。
総量規制により義務付けられる書類
カードローン申込に必要な書類には、本人確認書類だけでなく、提出を求められれば応じなくてはいけない書類もあります。
収入証明書もその一つです。収入証明書は審査状況により、少額の限度額でも提出を求められる場合もありますが、おおむねは一定の限度額を超えた場合に提出する事が多いのです。
消費者金融のカードローンの場合には、総量規制で、50万円を超える貸付限度額、もしくは他社との合計限度額が100万円を超える場合には、収入証明書を提出するように義務付けています。原則50万円以内なら収入証明書は不要なのですが、審査状況によっては求められる場合もありますよ。
銀行のカードローンは、総量規制対象外なので、各銀行での規定にしたがうようになっていますが、現在では貸付規制を行っている銀行が多く、少額の貸付限度額であっても収入証明書の提示を求める銀行も増えています。あらかじめ収入証明書を用意しておくと、いざという時に慌てませんよ。
収入証明書となる書類
収入証明書とは、文字通り収入を証明してくれる書類のことです。「源泉徴収票」「課税証明書」などですよね。
源泉徴収票は勤務先で、年末調整時に受け取る収入証明です。もしも紛失した場合には勤務先に申し出れば再発行可能ですよ。
課税証明書もまた、1年間の収入により決定するものなので、収入証明書となるのです。他に給与明細もあげられますが、給与明細の場合は直近2か月の明細提示を求められる場合が多いようです。会社に勤めているのなら、源泉徴収票が一番提示しやすい収入証明書といえるのではないでしょうか。
給与所得者でない、自営や個人経営者の場合は、納税証明書、確定申告書が収入証明書となります。税務署で発行してもらえるので、直接出向くか、郵送してもらいましょう。また国税庁のホームページでもダウンロードできるので、早く用意したい場合には利用してください。
申込から融資までスムーズに進める為に
カードローンの貸付条件や審査、必要な書類についてお話ししましたが、お分かり頂けたでしょうか。カードローンの審査を無理なく通過し、スムーズに融資を受ける為には、いくつかのポイントを押さえる必要があるのです。そのポイントを挙げてみましょう。
- 申込条件を確認して申込む
- 必要書類はあらかじめ用意しておく
- 日頃から信用実績を積む努力をする
特に地方銀行のカードローンの場合などは、申込条件が細かく指定されていることがあります。指定地域に居住、勤務している人、年収の制限なども条件に挙げているカードローンもありますよ。自分に合っているかどうかを見極めて、申込むことが必要です。
本人確認書類の住所は、現住所となっているか、もし住所が変わっている場合には、証明書類が別に必要となります。不備のないようにあらかじめ用意しておきましょう。
収入証明書や銀行通帳など、提示を求められてもあわてないように、用意した上で申込むと、よりスムーズな融資が望めるでしょう。
カードローン審査で何よりも大切なのは、間違いなく返済してくれる顧客であると、カードローン会社に見なされることです。その為には日頃からしっかりと信用実績を積む必要があります。クレジットカードなどの支払い期日を守り支払いをする。など信用実績を積み、申込むようにしてくださいね。